自社ブランドとして商品を準備する場合、商品次第で国内製造、中国製造など方法を変える必要があります。
化粧品や健康食品など薬機法に抵触するものなどは国内生産がおすすめで、国内で薬機法をクリアしている製品であれば、簡単にOEM製造も可能になります。
雑貨などは品質も上がってきた中国でもOKですが、品質はやはり国内が一枚上手ですね。
縫製製品でも縫製が簡単なものは日本で作ると販売価格が合わないケースが多いので、そんなときは迷わず中国生産が良いでしょう。
販売価格が高くなっても複雑なものは国内生産にして、品質を上手く訴求すれば売りやすくなります。
また製品の一部を中国、他を国内というコンボ製品もOKです。この方法ですと最終工程を日本で行えば、日本製と謳うことも可能になります。
大手メーカーも部品は中国、組み立てや最終工程を日本で行い日本製と謳っています。
品質が気になる製品の場合、現状では日本製というのはかなりの売りになりますので、
できる限りは日本国内で生産したいものです。
ポイントとしては、構造が単純で健康に直結しない、肌に触れることが無い製品は中国製造。やはり製造原価が安いのが魅力になります。しかし品質は劣る可能性があるので、複雑な製品や性能が売りの製品などは十分な製品確認が必要になります。
製品によってどの方法が一番適しているかを考えて進めることが成功への近道ですね。
例としてあげるなら、健康食品、化粧品などは国内生産、縫製製品は高級路線のもので無ければ中国生産、その他の製品も全てに言えますが、まずは国内、海外と見積もりをとって、材料やプロトタイプのサンプルをみてから、慎重にGOサインを出すようにしましょう。
こうすれば大きな失敗は確実に防ぐことができます。
一番重要なのは、決めつけないこと。常に柔軟にどこで生産するのが一番利益を生みやすいのかを冷静に判断することです。
自社ブランド製品を世に出すときは、まず、その製品がどうすればターゲットユーザーに受け入れられるのか、よく精査した上でスタートすべきですね。