新規の会員さんに○○が好きなのでその関連の商品を扱いたいとよく言われます。
もちろん好きなもので稼げればそれに越した事はないのですが、好きという気持ちが判断を曇らせるケースが多いのも事実です。
好きなものは自身も詳しいカテゴリなので商売に向いていそうな気もしますが、特に一から始める物販ではそれが仇となることがあります。
商売はいかに物事を客観的に見ることができるか、お客様の立場にどこまでなりきれるか、そして正しい判断ができるかがポイントになります。
好きが高じて仕事にする場合は客観的な判断が出来なくなる可能性も否定できないでしょう。
もちろん、何でも客観的に物事を考えられる人は好きなものを扱うのも良いのですが、好きな分、上手く行かない時にはショックも大きくなってしまいます。
過去には会員さんで自転車すら持っていないにも関わらず、自転車用品をネットで販売し実績を上げられた方もします。ペットは飼っていないけれどもペット用品を扱う会員さんも大きな実績を上げられています。
これは自身がそのカテゴリに詳しくないので全て客観的に正しく考え、行動したからこその結果だと思います。
最近でも結婚すら経験のない、一人暮らしの男性会員が赤ちゃん用品でブレイクしました。今では全国の西松屋さんで取り扱ってもらっています。このケースも全て客観的な判断が出来たからこそです。
逆に好きから始めた製品でブレイクした製品が少ないのも特徴としてあります。やはりある程度はどうしても自分の考えが優先してしまった結果だと思います。
思い込みほど恐いことはありません。それが正しければ問題ないですが、外した場合は悲惨な結果もありえます。
まずは何が売れるのか、何を市場は求めているのか、そこをよく精査して商品を見極めるのが近道になります。
それが自身のお気に入りカテゴリならそれでも良いですが、お客様の立場で物事を正しく判断できるようにしましょう。