起業するにあたり補助金や助成金を利用する人も多いかと思います。
最近では政府も起業を推奨していますので、かなり様々な補助金、助成金制度があります。
この制度を上手く使うことが出来れば、小資金でも自己資金以上の取り組みが可能になります。
ここで注意して欲しいのが、使い方を間違えないこと。
正直言って、所詮他人のお金なので、無駄遣いする傾向があります。
私は会員さんに無駄な費用は1円たりとも使わないように常日頃から話しています。
必要なところへ必要なだけの金額を投入するのが一番効果的なお金の使い方だからなのですが、皆さん自己資金であれば慎重にお金を使いますが、他人のお金となった途端に、どうしても無駄に費用を使うケースも多くなるものです。
例えば、ホームページ制作代金、商品撮影代金など、少しでも安く腕の良い人を見つけようとしなくなるのです。費用が高ければよい仕事をしてくれると判断してしまうのです。他にもいろんな経費を精査せずに使うケースを何度も見てきました。
過去の事例では700万円を補助金で手に入れた人もいましたが、無駄な経費を使いすぎて全てを失った人もいました。逆にものづくり補助金で新製品を生産できた人もいます。
ある程度利益が出て、波に乗ってから補助金や助成金を使う人の殆どが、効果的にお金を使えていました。
なぜかと言うと、既に事業も始めている人は、何が無駄で何が効果的なのかが経験則からも判断できるからです。
厳しい言い方になりますが、できる限り皆さんには起業初期の段階では自己資金だけでスタートし、必要に迫られた時に補助金、助成金を活用していただきたいです。
もちろん最初から大きな起業を目指す方などは例外にもなりますが、小さく始めるなら、最初は勉強して進むのがお勧めです。
後々、それが大きく生きてきますので。
