私の過去、数百名の起業家コンサルティングで感じたことは、起業しても良い人、しない方が良い人がはっきりと分かれることです。
過去の例から言いますと、一流企業を辞めて起業する人は比較的に成功する人が多いですね。年収、1000万円以上を得ているにもかかわらず、物販ビジネスに飛び込んでくることは並大抵の根性では無理ですので、起業する時点で考え方が一歩先に進んでいる気がします。ですが、一流大学出身者も同じかといえばそうではありません。一流大学出身者は最初に完璧な計画を立てたがる傾向があります。完璧を求める余りになかなかスタートが切れない、準備に費用が掛かりすぎる傾向が高いように思います。一流企業の方はそれなりに世間で揉まれているので、一流大学を出ていたとしても考え方も準備できているように感じます。
他にも学歴、良い会社に勤めていなくても何事も恥ずかしがらずにできる人が成功に近いです。ある会員さんは以前にゴミ捨て場から粗大ゴミを拾ってヤフオクでかなりの利益を得ていました。ゴミを拾うのもなかなか勇気と度胸の要ることです。この会員さんは起業三ヶ月で月商1000万円を超えるなど、今では年商も5億超えと大きな成果を上げられています。
また、どこにでも飛び込み営業ができるくらいの度胸があれば、起業は十分可能かと思います。もちろんこれだけで成功するわけではないですが、起業家の資質の一つは十分に備えていると言えるでしょう。
さらには困ったことが起きても、他人のせいにしない人が成功しやすいです。お客様のクレームに一々腹を立てるのは論外です。仮に自分は全く悪くなくても、自分で責任を負うのが当たり前と考えられるかどうかがポイントですね。
ある会員さんは楽天市場で月商600万円以上をコンスタントに販売し、利益も軽く100万円以上を確保していましたが、ある嫌がらせを受け、店舗閉店まで追い込まれましたが、その時聞いた言葉が「まあ仕方ないです。次頑張ります」でした。
この会員さんは今でも年商は軽く1億を超え、利益を上げ続けています。
逆に成功しない人の特徴は、細かいことを気にしすぎる人、準備を完璧にしようとし過ぎる人です。他にも仕入れなどの交渉をメールでしかできない人、人と会うことが苦手な人は失敗しやすいですね。商売はあくまで人を相手にしているので、人と触れ合うことが苦手な人は克服することをおすすめします。今は無理でも、少しずつ慣れれば、人とのコミュニケーションも十分に取れるようになります。
根性だけで成功するわけでは無いですが、諦めない、なんとしてもやりきる根性は必要でしょう。言い換えれば、根性さえあれば何でもクリア出来るとも言えます。
くよくよ悩まず、決めたら動く、これが起業家としての一歩のような気がします。
